チェンマイ情報 総論

令和元年12月23日
 
 チェンマイは古い歴史と伝統・文化を有するタイ第二の都市であり,タイ北部の中核都市であるとともに近隣諸国・地域とを結ぶゲートウェイでもある。四囲を濠で囲まれた旧市街と周辺に発達した新市街とが対照的な街で,処々に残る城壁,土塁,古寺が古都の面影を伝えている。  チェンマイ県の面積は20,107平方km。ナコーンラーチャシーマー県に次いで2番目に大きい面積を持つ。首都バンコクから鉄道で750km,陸路で720kmの距離にある。
 
 チェンマイ県の統計によると,2017年のチェンマイ県の人口は170万人を超えており,県別で全国第6位であり,さらにチェンマイ県の中核の都市であるチェンマイ市の2017年の人口は13万人を超えている(因みに,県別での1位~5位は,1位:バンコク,2位:ナコーンラーチャシーマー県(東北部),3位:サムットプラカーン県(中部バンコク近郊),4位コーンケーン県(東北部),5位ウボンラーチャターニー県(東北部)である)。
 
 チェンマイ市は人口数では全国第2位ではないが,その豊かな歴史及び発展度合いを背景としてタイの人々の間ではタイ第二の都市と呼び称されている。確かにタイ北部の行政,経済,産業,文化の中心地であり,チェンマイ大学をはじめとする国公立,私立の大学等の教育機関も多く,その名に相応しい都市といえる。