海外安全対策情報(2024年)
令和7年2月5日
1 治安情勢及び一般犯罪の傾向
(1)タイ警察の犯罪統計によると、当館が管轄するタイ北部9県(2024年年間)における凶悪犯罪の検挙状況(人員)については、殺人事件が149人(前年比:-1人)、強盗事件が4,151人(前年同期比:+227人)、強姦事件が160人(前年比:+50人)、銃器事件が3,207人(前年比:-2,631人)、薬物事件が28,206人(前年比:-7,692人)でした。凶悪犯罪は依然として高水準で推移しています。(2)タイ北部は、長年、薬物のまん延地帯として有名な「ゴールデン・トライアングル」と呼ばれるタイ・ミャンマー・ラオス国境の麻薬まん延地域があり、薬物中毒者による犯罪も多く発生しています。 また、国境に接している等の事由もあり、けん銃等の銃器が比較的容易に入手できる情勢にあるため、銃器犯罪の発生が多いのも特徴です。
2 各種犯罪等の認知、発生状況【タイ北部(9県):2024年年間】
(1)殺人・強盗
邦人にかかる殺人・強盗事件は認知していません。(2)強姦・暴行・傷害
邦人にかかる強姦・暴行・傷害事件は認知していません。(3)誘拐
邦人の安全に密接に関わる事件は認知していません。(4)窃盗
邦人にかかる窃盗事件は認知していません。3 テロ・爆弾事件
テロ事件等の発生は認知していません。4 対日感情
タイ北部における対日感情は良好であり、また、組織的に我が国を標的にした活動をする団体は認知していません。5 日本企業の安全に関する諸問題
当該期間中における関連情報はありません。