【当館関連行事】日タイ養蚕拡張プロジェクト21周年記念式典への参加
令和6年8月29日


8月22日、樋口総領事は、JT SILK社による「日タイ養蚕拡張プロジェクト21周年記念式典」に参加し、挨拶を行いました。JT SILK社は、チェンマイにて養蚕業、シルク化粧品の原料・製品の製造販売を行っており、今回の式典は同社の設立から21年間の歩みを振り返り、新たにタイ・ロイヤルプロジェクト及びタイ農業協同組合省養蚕局との協力の下開始された桑作りプロジェクトの開始を記念するものです。
式典では、江上裕人社長、プラスート・マーライ養蚕局長らのご挨拶の後、桑畑への記念植樹及び養蚕場の見学を行いました。
式典では、江上裕人社長、プラスート・マーライ養蚕局長らのご挨拶の後、桑畑への記念植樹及び養蚕場の見学を行いました。
養蚕:知られざる日タイ協力


日タイの養蚕分野での協力には長い歴史があり、今から約120年前の1902年から3年間、我が国遺伝学の大家である外山亀太郎博士がシャム帝室養蚕研究所へ派遣されたことをきっかけとします。また、1970年から14年間、日本政府から6人の桑の栽培と養蚕の専門家がタイに派遣され、蚕の飼育、蚕卵の生産、病害虫の予防などの研究が行われ、タイの養蚕業の発展に大いに貢献しました。
養蚕業は伝統的産業でありながら、できあがったシルクを衣類だけでなく化粧品や食品に加工するなど、高付加価値化が進められている分野であり、農家の所得向上に貢献することが期待されています。
養蚕業は伝統的産業でありながら、できあがったシルクを衣類だけでなく化粧品や食品に加工するなど、高付加価値化が進められている分野であり、農家の所得向上に貢献することが期待されています。