タイにおける新型コロナウイルス輸入症例の発生(チェンマイ県保健省事務所の発表)

令和2年1月24日

 1月24日,チェンマイ県保健省事務所は,新型コロナウイルスに関し以下のとおり住民や旅行者に注意を喚起していますのでご注意ください。

  (和文は当館作成仮訳です)

 最近の中国・武漢からの2019新型コロナウィルス(2019-nCoV)の発生に関連し、チェンマイ県公衆衛生事務所は状況を明らかにする声明を以下の通り発表する。
 タイにおいては現在46名の検査中の患者(PUI: patients under investigation)がいる、そして4名が 2019-nCoV に感染したが確認された。チェンマイにおいては5名が検査中で、彼ら(全員は)異なる型のインフルエンザに罹患しており、2019-nCoV 感染ではなかった。チェンマイ住民及び旅行者は 2019-nCoV に対するタイの監視・スクリーニング体制に信頼をおくことができる。チェンマイ県は、発生監視体制を敷いており、チェンマイ国際空港に体温スキャン・チェックポイントを設置した。さらに、武漢から到着したものは、健康注意カード(Health Beware Card)を受け取る。そのカードには、武漢を出発後14日以内に以下の症状、すなわち発熱、咳、鼻水、咽頭痛、息切れがある場合は、医師を受診し旅行歴と共に同カードを提示するよう指示されている。公立及び私立病院では患者は感染を調べる予備検査受け、疑いがある場合は、安全に転送する手続きが取られ、既に準備された基準を満たす陰圧隔離室で治療を受ける。もし咳、咽頭痛、鼻水や息切れといった呼吸症状を伴う発熱がありかつ武漢からの旅行歴がある場合は、病院で治療を受け詳細な病歴を提示してください。さらに情報が必要な場合は、チェンマイ県保健所予防管理事務所(電話番号+66-53-211048(内線110))に連絡してください。

  チェンマイ県保健省事務所発表(英文)