草の根・人間の安全保障無償資金協力 日本政府、ランパーン県トゥーン郡のリハビリ機器整備を支援
平成30年8月10日、草の根・人間の安全保障無償資金協力による「ランパーン県トゥーン郡におけるリハビリセンター機器整備計画」の引渡式典が執り行われ、在チェンマイ日本国総領事館の川田一徳総領事とトゥーン病院のサラーウット・セントーン院長らが出席しました。
ランパーン県の最南端に位置するトゥーン郡は、高齢化が進む当国にあって特に勤労年齢層の大半が都会へ働きに出てしまうため、60歳を超える高齢者の割合がタイ全国平均より高く大きな問題になっています。この高齢者の多くはリハビリが必要な疾患を抱えていますが、郡内ではトゥーン病院にしかリハビリ施設がなく、不便かつ不十分であるため、患者が無理なく通えるリハビリセンターの整備が喫緊の課題となっていました。
これに対し日本政府は本計画を通じ、トゥーン病院のリハビリ機器整備にかかる総額2,585,600バーツ(約810万円)の支援を行い、このたびトゥーン病院と新設2か所のリハビリセンターにリハビリ機器整備が完了しました。今回の支援で、トゥーン郡地域住民のリハビリ環境の向上が期待されます。
日本政府は、今後とも草の根・人間の安全保障無償資金協力を通して、タイにおける人間の安全保障の確立に協力していきます。
[お問い合わせ先]
在チェンマイ日本国総領事館
草の根・人間の安全保障無償資金協力
Tel:052-012-500(代表), Fax:052-012-505, E-mail:kusanone@tm.mofa.go.jp