海外安全対策情報(2020年(7月-9月))

2020/11/2

1 治安情勢及び一般犯罪の傾向


(1)タイ内政に関し、7月以降、反政府集会が全国各地で開催されており、タイ北部でも、 複数の県で反政府集会が発生しています。特に、チェンマイにおいてはターペー門広場や 三王像前広場にて開催されることが通例化しつつあります。なお、今般の新型コロナウイ ルス感染症を防止するため非常事態宣言発令に伴い、感染防止措置の一環として、集会禁 止措置が、法令上は取られています(政治集会の開催は実質的には黙認され、政治集会禁止措置は実質的には取られていませんが、法令上該禁止措置解除は実現していません)。

(2)タイ警察の犯罪統計によると、当館が管轄するタイ北部9県(2020年1月~9月)における凶悪犯罪の検挙状況(人員)については、殺人事件が138人(前年同期比:+24人)、強盗事件が2,964人(前年同期比:+835人)、強姦事件が125人(前年同期比:+36人)、銃器事件が3,530人(前年同期比:+2,692人)、薬物事件が46,419人(前年同期比:+18,990人)でした。凶悪犯罪は依然として高水準で推移し、特に、薬物事件にかかる検挙人員が大幅に増加しています。

(3)タイ北部は、長年、薬物の蔓延地帯として有名な「ゴールデン・トライアングル」と呼ばれるタイ・ミャンマー・ラオス国境の麻薬蔓延地域があり、薬物中毒者による犯罪も多く発生しています。 また、国境に接している等の事由もあり、けん銃等の銃器が比較的容易に入手できる情勢にあるため、銃器犯罪の発生が多いのも特徴です。
 

2 各種犯罪等の認知、発生状況【北部タイ(9県)、2020年7月~9月】

 

(1)殺人・強盗

   邦人にかかる殺人・強盗事件は認知していません。

(2)強姦・暴行・傷害

   邦人にかかる強姦・暴行・傷害事件は認知していません。

(3)誘拐

   邦人の安全に密接に関わる事件は認知していません。

(4)窃盗

   邦人にかかる窃盗事件は認知していません。
 

3 テロ・爆弾事件


テロ事件等の発生は認知していません。
 

4 対日感情


タイ北部における対日感情は良好であり、また、組織的に我が国を標的にした活動をする団体は認知していません。
 

5 日本企業の安全に関する諸問題


当該期間中における関連情報はありません。