在チェンマイ日本総領事館からのお知らせ
煤煙対策における専門家講演会の資料の掲載について
在留邦人の皆様へ
在チェンマイ日本総領事館は、チェンマイで発生している煤煙について、海外に居住する日本人の方々の健康管理の一環として「医学的な見地から大気汚染が健康に及ぼす影響について専門的な講話」を昨年実施しました。
この講話内容を改めて総領事館ホームページ に資料と共に掲載します。
講演では、「大気汚染の健康影響の種類」として短期暴露と長期暴露の説明を行っております。
PM10以上であれば、鼻・咽頭に付着、気管等まで達しても肺まで達しないとの説明がありました。タイの観測データはPM2.5は公表されておりませんが、PM10のデータから八割程度がPM2.5と推定されているようです。
煤煙の影響が強くなるのは、過去のデータから1月末から4月まで3ヶ月でそれ以外の月では、基準値を下回っていることが確認されています(チェンマイにおける大気汚染をご覧下さい。)
煤煙による被害として「呼吸器疾患」及び「循環器疾患」、子供の場合は肺機能の発達に少なからず影響があることを説明されました。
大気質指数「米国の大気質指数(AQI)」が示しているとおり(米国大気質指数150はタイでは120に相当)、指数が倍(201-300)になった時(「健康に極めて悪い影響」)以上の時が特に注意が必要です。タイの基準指標は120ですので、240を超える日は特に注意が必要です。
対策としては特に出来ることはなくマスクの着用が有効です。マスクは正しく着用し(「マスクの着用法」)煤煙から身を守ることが必要です。
大気汚染の指標は、チェンマイ県庁環境局が出しているホームページ(http://aqnis.pcd.go.th/en)、(英訳添付) を確認頂くか、一般的情報として「チエンマイの大気汚染:リアルタイム気質指数ビジュアルマップ」がありますので参考として下さい。
http://aqicn.org/?city=ChiangMai&size=xlarge&lang=jp&wamap#@g/17.6265/99.0063/8z
以上