海外安全対策情報(平成30年度(10月-12月))

1 治安情勢及び一般犯罪の傾向


(1)タイ内政
  本年3月24日に下院選挙が実施される予定であり,2014年のクーデター後に制限されてきた政治活動や選挙活動が活発化していくことが見込まれます。国民・社会間の対立の問題は依然として解決には至っていないため,政治的な集会等の動きがある場合には,興味本位で近づくことなく,不測の事態に対する注意が必要です。また,現政権は,選挙を経て新政権が発足するまで,依然として治安維持のために強力な権限を行使できる体制下にあることに留意が必要です。

(2)タイ警察の犯罪統計によると,平成30年中における当館の管轄するタイ北部9県の凶悪犯罪等の検挙状況(人数)について,殺人事件が125人(前年比:-16人),強盗事件が2,570人(前年比:-341人),強姦事件が116人(前年比:-22人),銃器事件が1,760人(前年比:+193人),薬物事件が32,596人(前年比:+5,426人)で,凶悪犯罪は依然として高水準で推移し,銃器・薬物事件の検挙人員が増加しています。

(3)タイ北部は,長年,薬物の蔓延地帯として有名な「ゴールデン・トライアングル」と呼ばれるタイ・ミャンマー・ラオス国境の麻薬汚染地域があり,薬物中毒者による犯罪も多く発生しています。 また,国境に接している等の事由もあり,けん銃等の銃器が比較的容易に入手できる情勢にあるため,銃器犯罪の発生が多いのも特徴です。
 

2 各種犯罪等の認知、発生状況【北部タイ(9県)】

 

(1)殺人・強盗

   邦人にかかる殺人・強盗事件は認知していません。

(2)強姦・暴行・傷害

   邦人にかかる強姦・暴行・傷害事件は認知していません。

(3)誘拐・脅迫

   邦人の安全に密接に関わる事件は発生していません。

(4)窃盗

   邦人が被害者となる窃盗事件は認知していません。

(5)その他

   在留邦人女性(70歳代)の不法滞在による逮捕事案を認知しました。(11月:チェンマイ県)
 

3 テロ・爆弾事件


テロ事件等の発生は認知していません。
 

4 対日感情


タイ北部における対日感情は良好であり,また,組織的に我が国を標的にした活動をする団体は認知していません。
 

5 日本企業の安全に関する諸問題


当該期間中における関連情報はありません。