海外安全対策情報(平成30年度(7月-9月))

1 治安情勢及び一般犯罪の傾向


(1)タイ内政
  来年2月下旬に選挙が実施されると言われており,2014年のクーデター後に制限されてきた政治活動が今後一層緩和されていく予定です。他方,クーデター以前の国民・社会間の対立の問題は依然として解決には至っていないため,政治的なデモや集会等の動きがある場合には,興味本位で近づくことなく,不測の事態に対する注意が必要です。また,現政権は,選挙を経て新政権が発足するまで,依然として治安維持のために強力な権限を行使で きる体制下にあることに留意が必要です。

(2)タイ警察の犯罪統計によると,平成30年1月から9月までの間,当館の管轄するタイ北部9県における凶悪犯罪の検挙状況は,殺人事件が93人(前年比:-6人),強盗事件が1,867人(前年比:-362人),強姦事件が90人(前年比:-4人),銃器事件が1,243人(前年比:+69人),薬物事件が24,166人(前年比:+3,825人)で,凶悪犯罪は依然として高水準で推移し,銃器・薬物事件の検挙人員が増加しています。

(3)タイ北部は,長年,薬物の蔓延地帯として有名な「ゴールデン・トライアングル」と呼ばれるタイ・ミャンマー・ラオス国境の麻薬汚染地域があり,薬物中毒者による犯罪も多く発生しています。 また,国境に接している等の事由もあり,けん銃等の銃器が比較的容易に入手できる情勢にあるため,銃器犯罪の発生も多いのも特徴です。
 

2 各種犯罪等の認知、発生状況【北部タイ(9県)】

 

(1)殺人・強盗

   邦人にかかる殺人・強盗事件は認知していません。

(2)強姦・暴行・傷害

   邦人にかかる強姦・暴行・傷害事件は認知していません。

(3)誘拐・脅迫

   邦人の安全に密接に関わる事件は発生していません。

(4)窃盗

   邦人が被害者となる窃盗事件は認知していません。

(5)犯罪情報

   元在留邦人の銀行口座から第三者の犯行により,預金が不正に引き出された事件を認知しました。(7月:チェンマイ県)
 

3 テロ・爆弾事件発生状況


テロ事件等の発生は認知していません。
 

4 対日感情


タイ北部における対日感情は良好であり,また,組織的に我が国を標的にした活動をする団体は認知していません。
 

5 日本企業の安全に関する諸問題


当該期間中における関連情報はありません。