海外安全対策情報(平成30年度第1四半期(4-6月))

1 治安情勢及び一般犯罪の傾向


(1)タイ内政
  2014年5月のクーデター後,現在に至るまでの情勢は,概ね安定しています。しかしながら,国民間の対立の問題は依然として継続しています。来年2月頃に選挙が実施されると言われており,政治的な動きも少しづつ見受けられるようになってきています。 引き続き,政治的なデモを始めとする動き等がある場合には,不測の事態に対する注意が必要です。また,現政権は,選挙を経て新政権が発足する直前まで,依然として治安維持のために強力な権限を行使できる体制となっています。

(2)タイ警察の犯罪統計によると,平成30年4月から6月までの間,当館の管轄するタイ北部9県における凶悪犯罪の検挙状況は,殺人事件が63人(前年比:-1人),強盗事件が1,239人(前年比:-180人),強姦事件が54人(前年比:-13人),銃器事件が924人(前年比:+166人),薬物事件が15,631人(前年比:+2,655人)で,凶悪犯罪は依然として高水準で推移していると言えます。特に,銃器・薬物事件の検挙人員が増加しています。

(3)タイ北部は,長年,薬物の蔓延地帯として有名な「ゴールデン・トライアングル」と呼ばれるタイ・ミャンマー・ラオス国境の麻薬汚染地域があり,薬物中毒者による犯罪も多く発生しています。 また,国境に接している等の事由もあり,けん銃等の銃器が比較的容易に入手できる情勢にあるため,銃器犯罪の発生も多いのも特徴です。
 

2 各種犯罪等の認知、発生状況【北部タイ(9県)】

 

(1)殺人・強盗

   邦人にかかる殺人・強盗事件は認知していません。

(2)強姦・暴行・傷害

   邦人にかかる強姦・暴行・傷害事件は認知していません。

(3)誘拐・脅迫

   邦人の安全に密接に関わる事件は発生していません。

(4)窃盗

   邦人が被害者となる窃盗事件を6件認知しました。
   ※ 窃盗事件6件のうち,交通機関で移動中の被害(現金等)が4件発生し,さらに同種被害のうち,手荷物預け中における被害が3件発生しました。
 

3 テロ・爆弾事件発生状況


テロ事件等の発生は認知していません。
 

4 対日感情


タイ北部における対日感情は良好であり,また,組織的に我が国を標的にした活動をする団体は認知していません。
 

5 日本企業の安全に関する諸問題


第1四半期中における関連情報はありません。