海外安全対策情報(平成30年度第3四半期(10-12月))

1 治安情勢及び一般犯罪の傾向


(1)2014年5月のクーデターから現在に至るまで,治安は概ね安定しているものの,引き続き国内の治安維持のための諸法令が継続中(注:2015年4月1日をもって戒厳令は解除されたが,政府は治安維持のために広範な諸措置を執ることが憲法上可能。)

(2)タイ警察の犯罪統計によると,平成29年1月から12月までの間,当館の管轄するタイ北部9県における凶悪犯罪の検挙数は,殺人事件が141人(前年比:-8人)、強盗事件が2,911人(前年比:+543人),強姦事件が138人(前年比:-2人),銃器事件が1,567人(前年比:-839人),薬物事件が27,170人(前年比:-511)発生しており,全体的に強盗以外は減少傾向にあるものの,凶悪犯罪の検挙数は,依然として高水準で推移していると言える。

(3)タイ北部は,「ゴールデン・トライアングル」と呼ばれるタイ・ミャンマー・ラオス国境の麻薬汚染地域があることから,長年,薬物の蔓延地帯として有名であり,薬物中毒者による犯罪も多い。また,タイ北部においては,国境に接している等の事由もあり,けん銃等の銃器が比較的容易に入手できる情勢にあるため,銃器犯罪の発生も多い。
 

2 殺人・強盗等凶悪犯罪の事例

 

(1)殺人・強盗

第3四半期中,邦人が当事者となる事件は認知していない。

(2)強盗・窃盗

第3四半期中,邦人が当事者となる窃盗事件を1件認知した。

(3)強姦・暴行・傷害

第3四半期中,邦人が当事者となる事件は認知していない。
 

3 テロ・爆弾事件発生状況


第3四半期中,北部タイ(9県)において,テロ事件等の発生は認知していない。
 

4 誘拐・脅迫事件発生状況


第3四半期中,邦人の安全に密接に関わる事件は発生していない。
 

5 対日感情


タイ北部における対日感情は良好であり,また,組織的に対日攻撃等の活動をする団体は認められない。
 

6 日本企業の安全に関する諸問題


第3四半期中,関連情報なし。